新たな生活のスタートを切る引越しは、ワクワクする一方で不安も多いものです。
特に初めての引越しは、何をどう準備すればよいかわからないという方も多いでしょう。
この記事では、初めて引越しをする方に向けて基本的な知識から業者の選び方、当日の進行まで、包括的に解説します。
これから引越しを控えている方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
- 1 まずは引越しの全体の流れを理解しよう!
- 2 引越し業者を決めたらようやく本格的に引越しの準備を開始
- 2.1 時期別にやる事をまとめました
- 2.2 時期別やる事チェックリスト(詳細と注意点)引越しが決まったら行うこと
- 2.2.1 引越しが決まったら行うこと
- 2.2.2 引越しの2週間前からやる事
- 2.2.3 引越し数日前〜直前
- 2.2.4 引越し当日
- 2.2.5 引越し後
- 2.3 さいごに
まずは引越しの全体の流れを理解しよう!
引越し見積もり
見積もりは1社ではなく複数社に依頼しよう!
なぜ複数社の見積もりが必須なのか
結論から言いますが1社だけでの見積もりの場合、費用を安く抑えることが不可能です。(断言)
→なぜなら引越しは”基本料金からどこまで値引きしてもらうか”が非常に重要であり、値引きしてもらうためには他社の価格エビデンスや交渉が必要だからです。
引越し業者はたくさんある
よくテレビCMなどでも見かける大手の引越し業者でも10社近くあり、小さな業者も含めると全国では350社以上の引越し業者がいます。
→それぞれの引越し業者は、他社に顧客を取られないように”その場で即決を求めてきます”。
よくあるパターン
・訪問見積もりに来てもらったら、「その場で即決してくれたらもう少し安くできる」と言ってくる
(業者によっては、「PMも訪問見積もりを予約してるんですか?私が代理で断りの電話しましょうか?」と言ってくる(チャンネコ経験済み)
引越しの費用を安くする方法(別記事にまとめました)
こちらに書くと長くなってしまうので、具体的な内容は別の記事にまとめました。
こちらのリンクからご覧ください!
引越し業者を決めたらようやく本格的に引越しの準備を開始
時期別にやる事をまとめました
引越しが決まったら行うこと
- 現在のお住まいの解約手続き
- 子供の転校手続き
- 駐車場・駐輪場の解約手続き
- 電気・ガス・水道・固定電話・新聞・NHKなどの移転手続き
- インターネット光の移転手続き
- 新居の間取りや家具・家電の配置を考える
- 不要な家具・家電、パソコンやディスプレイの処分と購入
- 転居ハガキの準備
引越しの2週間前からやる事
- 転出届(転居届)の提出
- ペット類の登録変更手続き
- 新居の電気・ガス・水道・インターネットの契約と確認
- 食材宅配サービスの移転手続き
- 普段使わないものから梱包スタート
引越し数日前〜直前
- 冷蔵庫のコンセント抜き、水抜きと清掃
- テレビやゲーム類のケーブルをまとめておく、リモコンの保管
- 郵便物の転送届
- ガス使用停止(閉栓)の立ち会い
- 石油ストーブの石油を使い切るか空にする
引越し当日
- 手持ちで移動するもの以外全ての梱包
- ご近所への挨拶
- 旧居の掃除、最終チェック
- 新居への搬入(引越し作業員の方への家具家電設置場所の指示)
引越し後
- ご近所への挨拶
- 旧居の明け渡し・鍵の返却
- 新居のガス使用開始(開栓)の立ち会い
- 転入届の提出
- 免許証やパスポート、カード・銀行、保険などの各種住所変更
- 自動車関連の住所変更
上記の項目に、さらに細かい項目も加えたチェックリストを作成しました。
印刷もできますのでこちらからどうぞ!
それぞれのやる事リストについて、詳細と注意点をまとめました。
特に注意点は失敗談(私の失敗も含む・・)とアドバイスも載せていますので、ご参考になれば幸いです。
時期別やる事チェックリスト(詳細と注意点)引越しが決まったら行うこと
とにかく必要になるであろうことを全てリストアップしています。
ご家族構成やそれぞれの生活スタイルによって不要な項目も多いかと思いますので、不要な項目はスキップして必要な項目をご確認ください!
引越しが決まったら行うこと
現在のお住まいの解約手続き
まずは現在のお住まいの解約手続きです。
賃貸物件では一般的に「普通借家契約」を締結しており、その契約書の中に退去に関する条件(事前に連絡する期限や内容など)が記載されているかと思うのでそれを確認しましょう。
または物件を管理している不動産会社か大家さんに直接連絡する方法もあります。退去の意思もその際に伝えられますし、条件や手続きの詳細もそのタイミングで確認できます。
ポイント
・後回しにせずに早めに確認しよう
・原状回復の内容によって返ってくる敷金が変わる!
→日常使用での劣化や設備の故障は大家さん負担の修繕になるので、部屋の中を確認しておこう
→もちろん自身でキズつけてしまった部分は借主負担の修繕になるので、ちゃんと申告しよう
★参考サイト
”賃貸の退去連絡はどのくらい前にすべき? 解約に必要な手続きと損をしないための注意点”https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00080/
引用元:LIFULL HOME'S
★参考サイト
”「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について”https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html
引用元:国土交通省
子供の転校手続き
まずは担任の先生に引っ越すことを伝えましょう。
転校の手続きでは現在通っている学校に発行してもらう書類の他に、役所での手続きが必要な場合もあります。
★ざっくり解説
小中学校で同一市区町村内:担任へ相談し、転校後の通学指定校を確認。転校手続きを学校と相談
1.引越し後に役所で書類を発行してもらう
2.通っていた学校へ書類提出し、書類発行してもらう
3.役所と通っていた学校で発行してもらった書類を新しい学校へ提出する
小中学校で異なる市区町村:同一市区町村内の手続きとほぼ同じですが、住民票を移す手続きがあるため旧住所の役所、新住所の役所の両方で手続きが必要になります
1.引越し前に、旧住所の役所で書類を発行してもらう(役所に転出届を出すのと同じタイミング)
2.引越し前に、通っていた学校へ旧住所の役所で発行してもらった書類を提出し、書類発行してもらう
3.引越し後に、新住所の役所で書類を発行してもらう(役所に転入届を出すのと同じタイミング)
4.通っていた学校と新住所の役所で発行してもらった書類を新しい学校へ提出する
小中学校で私立への転校の場合
学校によっては入学条件があるため、試験などがある場合もあります。
事前に転校先の情報を確認しましょう。手続きも学校によって異なるので、募集状況や条件を確認するタイミングで確認しましょう。
高校:義務教育ではないため、転校先を自身で探す必要があります
募集期間や募集状況によっては入学できない場合もあること、入学試験が必要になることなど転校のハードルがあるため、早めにアクションする必要があります。
★参考サイト
”転校手続きはいつまでにする?小学校・中学校・高校の手続きの流れや準備について”https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2153/
引用元:HOME ALSOK研究所
駐車場・駐輪場の解約手続き
駐車場や駐輪場に関しては同じ管理会社(大家さん)であれば、お住まいの解約と合わせて確認すればOKです。
もし別途借りている駐車場、駐輪場がある場合はその管理者へ解約について確認しましょう。
※駐車場も賃貸物件と同じく賃貸借契約をしていると思いますので、直前の解約ができない場合があります。早めに管理者へ連絡しましょう。
電気・ガス・水道・固定電話・新聞・NHKなどの移転手続き
これらの対応も忘れてしまうと無駄に費用が発生したり、ガスは閉栓の立ち会いが必要になるため非常に厄介です。
それぞれの連絡や手続きが煩雑だと思いますが、請求書や使用量の明細を確認して手続きを進めましょう。
もし少し手間をかける余裕があれば、新居では別の業者を契約することで、光熱費を抑えることができるかもしれません。
コチラに記事をまとめているのでご参考までに!
(FPの私からのアドバイスですが、普段の生活の中で電気・ガスの契約を変更すること、変更しようと思うことはまず無い・・・と思うので、手間が少し増えますがこのタイミングで変更するのがベストです。一度変えてしまえば、今後ずっとお得です★)
一番大事なガス
なぜガスが一番大事かと言うと、閉栓の立ち会いが必要だからです。(電気・水道は基本的に立ち会い不要)
早めに手配しないとガス会社側のスケジュールが空いていないために、引越ししてから数日後の閉栓立ち会い・・・という事態にもなりかねません。
閉栓手続き【都市ガス】の場合
契約しているガス会社に連絡し、閉栓の手続きを進めましょう。
立ち会いの時間に関して指定できますが数時間単位となるため、特に引越し作業時間は避けた方が無難です。
私は前回の引っ越しの際は【AMに引越し搬出作業→PMに閉栓立ち会い】、また前々回は【AM引越し搬出作業、夕方引越し搬入作業、翌日に旧居に戻って閉栓立ち会い】をしていました。
ご参考までに2023年8月時点の東京ガスの立ち会い時間帯表です。
時間帯 | 月曜日〜土曜日 | 日曜日 |
9:00〜12:00 | ○ | ○ |
13:00〜15:00 | ○ | ○ |
15:00〜17:00 | ○ | ○ |
17:00〜19:00 | ○ | × |
”ガス・電気の引越しのお手続き”
引用元:東京ガス
https://home.tokyo-gas.co.jp/gas_power/procedure/moving/index.html
閉栓手続き【プロパンガス】の場合
賃貸物件の場合は、基本的に閉栓立ち会いは不要です。
ただし、室内にガスメーターがある場合などは立ち会いが必要になる場合もあるので、ガス会社に確認しましょう。
※もし入居時に保証金を支払っている場合は、退去時に返金してもらいましょう
戸建て物件で、退去後に空き家になる場合はプロパンガス設備の撤去が必要になる場合があります。契約条件によっては撤去時に費用がかかる場合もあるので、契約書を確認の上、ガス会社へ連絡しましょう。
”プロパンガスの引越し手続きを解説”
引用元:一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
インターネット光の移転手続き
撤去工事について
元々設備がついている場合(例えばマンションが無料Wi-fi付きの物件など)は、そもそも本人が契約していないので解約作業も不要です。
ただしご自身で新たに光回線の契約を行い、新規で設備取り付けの工事をした物件に関しては、原則原状回復での退去が必要なために撤去の工事が必要な場合があります。(管理人・大家さんと交渉し、設備を残すということで了承が取れれば撤去工事は不要となります)
撤去工事が必要な場合、ガスと同様に立ち会いが必要となるため早めに契約している会社へ解約の連絡と撤去工事の手配を行いましょう。
私の感覚ではガス会社よりもスケジュールの調整が効きにくい(特に土日)ので、早めの連絡が吉です。
せっかくならただ移転するのではなく、乗り換え契約でキャンペーン恩恵を受けよう
光回線に関しては、乗り換え契約でのキャンペーンが非常に豊富です。
具体的には工事費無料や、キャッシュバックで数万円がもらえる場合もあります!
もちろん月額費も考える必要がありますが、ただ移転するだけ(キャンペーン無し)ではなく、良い機会と捉えて他の会社への乗り換えも検討してみてください。
最近はスマホもキャリアを乗り換えすることでキャッシュバックやそれぞれの店舗のポイントがもらえるなど、同じ会社で契約し続けるよりも定期的に見直しも含めて乗り換えをした方が、圧倒的にお得です。(むしろ乗り換えしないと損)
光回線に関してはこちらでまとめているのでご覧ください。
(コンテンツ作成中)
新居の間取りや家具・家電の配置を考える
早く手続きしないとヤバい、変えないと損、などとネガティブ方向の内容が多くなりましたが、これも新居での生活で重要なポイントです。
すでに新居の間取りはあると思いますが、今のお住まいから持っていく家具や家電の配置を事前に考えることは非常に重要です。
引越し当日、作業してくれる方にしっかり指示することで、大きな家具を後から移動させる・・・などの手間を減らすことができます。
家具・家電の買い替え
今のお住まいから間取りや部屋のサイズが変わることで、家具や家電の買い替えの必要もあるかもしれません。
その際、特に引越しハイシーズンは洗濯機を買おうとしても納期3週間!などザラなので早めに手配する必要があります。
ギリギリで在庫がある機種(人気がない機種)は、価格が高いハイスペック品だったり、海外メーカーの安価なものだったりするため、人気の機種が欲しい場合は早めに注文して確保しておきましょう。
家電量販店によっては「現品限り!売り尽くし!」のような在庫商品でも、引っ越しのタイミングまで保管してくれる場合もあるので、そういった交渉も行ってみてください。
不要な家具・家電、パソコンやディスプレイの処分と購入
新しく購入すると、今使っているものは処分が必要になります。
自治体によって異なりますが、粗大ごみは案外処分が大変です。有料の引き取りシールを買う必要があったり、持ち込み場所まで持って行ったり、家電によっては粗大ごみとして出せないものもあります。
まずはお住まいの自治体での粗大ごみのルールを確認し、リサイクルショップなども活用しながら処分を進めると良いと思います。
私は衣装ケース6個と古いデスクトップPC+ディスプレイの廃棄もあったのですが、以下の方法でお金を掛けずに処分しました。
・衣装ケース:リサイクルショップに持ち込んで、1個30円で買い取ってもらった(通常粗大ごみとして出す場合は1つ200円くらいかかる・・)
・PC+ディスプレイ:リネットジャパンでの無料回収を利用。ディスプレイも一緒に引き取ってもらえた。
PCに関しては個人情報が入っていたりする関係でリサイクルショップに持ち込むのも考えてしまいますが、無料であれば利用して適切に廃棄(リサイクル)してもらうリネットジャパンがおすすめです。
リネットジャパンリサイクル株式会社
当社は、環境省・経済産業省から認定を受けた「小型家電リサイクル法」の認定事業者です。
引用元:リネットジャパンリサイクル株式会社
転居ハガキの準備
転居ハガキに関してはまあどちらでも・・・と言う感じですが、年賀状やお中元・お歳暮をやり取りしている方がいる場合は、送っておいて損はないかと思います。
賃貸への引越しでは利用していませんでしたが、直近の引越しがマンションを購入しての引越しだったので、家族・親戚と特に仲の良い友人に送りました。
こちらに何種類かサービスをまとめているのでご参考までに。
(コンテンツ準備中)
引越しの2週間前からやる事
転出届(転居届)の提出
転出届(転居届)は引越しの14日前〜引越し当日までに、旧居の役所で提出の手続きが必要です。
委任状があれば代理人でも提出が可能です。さらにマイナンバーカードを持っている方であれば、役所へ行く事なくオンラインのみで転出届の提出処理が実施できるようです!本当に便利な世の中になりましたね。(マイナポータルで申請する場合は30日前から申請可能)
ただし自治体によって詳細は変わると思うので、念のために「お住まいの自治体名+転出届」で調べてください。
転出届のオンライン手続(横浜市)
引用元:横浜市
ペット類の登録変更手続き
大切な家族であるペットに関しても、引越し後の登録が必要な種類もいます。
ワンちゃんは引越し後の申請が必要なので、後述します。ネコちゃんは役所への登録は不要です。(ワンちゃんは狂犬病予防法のための登録)
特定動物(熊、ゾウ、サイ、カバ・・・はいないと思いますが、タカやワシ、ワニは対象の特定動物を飼ってる方いるかも?ただし令和2年6月から愛玩目的の飼育は禁止となったのでいないか。)に関しては各自治体の許可が必要となるため、事前に確認が必要です。
新居の電気・ガス・水道・インターネットの契約と確認
不動産業者や大家さんに事前にどのような形式になるか確認しましょう。
・ガスは都市ガス?プロパン?
・水道の手続きタイミング(引越し後に書類を郵送するパターンもある)
・インターネット・光回線はどうなっているか。設備はついているか?付いていない場合設備をつける工事しても良いか。
それぞれ引越し後にすぐ使える状態になるように準備しておきましょう。
私は過去に電気の新居契約をすっかり忘れていて、引越し直前に慌てて電力会社へ電話連絡し、なんとかすぐ使えるようにしてもらった・・・と言うことがありました。本当に焦りましたし、奥さんにもとっても心配を掛けてしまいました。大反省です。。。
食材宅配サービスの移転手続き
案外忘れがちな食材宅配サービスですが、こちらも忘れないように事前に手続きしましょう。
またサービスによっては宅配に対応していないエリアもあるので、引越しをしても継続できるかも含めて確認しましょう。
普段使わないものから梱包スタート
ようやく引越しに向けて、荷物の梱包です。
まだ引越しまで時間があるので、普段使用しないものから梱包をスタートしましょう。
ポイント
- 普段使うものはまだ梱包しない
- 押し入れにしまってあるものや最低限使う以外の食器類など、普段使わないものはどんどん詰める
- この段階で不要なものは思い切って断捨離。1年以上使ってないものは・・・多分もう出番ほぼないので捨てちゃっても・・・。
引越し数日前〜直前
ついに引越しが目前まで来ました。
できればこの段階までにある程度荷物が梱包されていて、新居のインフラ関係も手続きが完了していて、引越し後の新居での生活イメージができている状態だとベストです。
仕事もあるし普段の生活もあるし、あまり引越し準備が進んでいない方もたくさんいると思います(いつも私はこの状態でした)が、まだこの段階なら取り返せます!
引越し直前ですが、ノントラブルでの引越しのためにラストスパートの準備を頑張りましょう。
冷蔵庫のコンセント抜き、水抜きと清掃
遅くとも引越しの2,3日前には製氷機能を止めて、24時間前には冷蔵庫の電源ケーブルを抜いて、水抜きの準備をしましょう。
水抜きをしないと冷蔵庫から水が出る場合があるので、「他の家財や段ボールだ濡れる」「新居が水浸しになる」などの可能性があります。
具体的に水抜きって何?と言う方も多いと思うので簡単にまとめるとやることは3つです。
- 2、3日前に製氷機能は停止させる
- 遅くとも引越し前日に冷蔵庫の電源ケーブルを抜いて、扉を全て開けておく
- 水受け皿や蒸発皿に溜まった水を捨てる
水受け皿や蒸発皿は機種によって異なるようなので、取説を確認してみてください。
また冷蔵庫のメーカー(Haier)詳細が以下のページにあったのでご参考までに。
引用元:Haier
テレビやゲーム類のケーブルをまとめておく、リモコンの保管
テレビやゲーム類に関しては、引越しの直前にまとめることになるかと思います。
引越し後もなるべく早く設置したい家電類ですが、ケーブルやリモコンが他の荷物に紛れてしまって見当たらなくなることがありますので、なるべく一つにまとめておくことをお勧めします。
私はエアコンを旧居から新居へ移設したのですが、リモコンが普通の荷物に紛れてしまって数日使えなかった・・・と言うことがありました。
郵便物の転送届
引越しに伴い、契約しているサービスに関しては一通り住所変更を行いますが、旧居宛で届く郵便物は案外多いです。
郵便局の窓口、またはインターネットでも申請できるので、忘れずに行いましょう。
(申請してから1年間転送してくれるサービスですが、1年後に申請することでさらに延長することもできます)
転居・転送サービス(日本郵便)
引用元:日本郵便
ガス使用停止(閉栓)の立ち会い
ガス閉栓の立ち会いです。
予約していた時間に作業員の方が来て、チャチャっと作業してくれて、10分程度で終わります。
特に用意するものはありません。
(石油ストーブの石油を使い切るか空にする)
もし石油ストーブを使っている場合は、引越し作業前
引越し当日
手持ちで移動するもの以外全ての梱包
ついにここまで来ました。
貴重品は手持ちで移動すると思いますが、直前まで使用するものについても引越し業者が来るまでに詰め込みましょう。
引越し後もすぐに使うものだと思うので、他の荷物に紛れないように分かりやすく目印(ガムテープの色を変えるとか)しておくと良いです。
これで全ての梱包が完了です。お疲れ様でした。
ご近所への挨拶
引越し作業では近くの道にトラックを止めたり、作業員の方がたくさん来たり、荷物の運び出しで多少なりとも騒々しくなります。
少しご迷惑を掛けてしまうことも先にお詫びしつつ、最後のご挨拶をしましょう。
(引越しが平日だと不在の場合もあるので、もしご挨拶したい関係性であれば数日前に事前に挨拶するのも良いかもしれません)
旧居の掃除、最終チェック
荷物の運び出しが完了しました。
引越し作業でキズが付いていないか、また長期間家具や家電が置いてあった場所は結構埃まみれになっていると思います。
最後の掃除用に捨てても良い雑巾やクイックルワイパーも数枚用意しておき、明け渡しに備えて最後の掃除をしましょう。
この際に例えば通常使用では付かないようなキズなどがあるか確認し、もしあれば正直に明け渡しの際に報告しましょう。
※通常の使用で付いた汚れやキズに関しては、借主は修繕の義務はありません。こちらは後述します。
新居への搬入(引越し作業員の方への家具家電設置場所の指示)
引越し作業ですが、作業員の方はめちゃくちゃテキパキ運んでくれます。
特に段ボールはけっこう重いものでも2つ同時に運んだり、すごいスピードで荷物が運ばれていきますので、これはここ、それはあっち、と具体的に指示を出してあげましょう。段ボールに運び先の部屋を書いていると思いますが、違う場所に運ばれてしまう場合もあるので、しっかり指示してあげましょう。
またベッドや大きな家電系に関しては、作業の開始前にまずおおまかに設置する部屋を指定してあげてください。
搬入が始まったところで具体的に「ベッドは頭側をあっちの壁に寄せてください」「ソファはこの部屋のこの辺りにテレビ向きで」「洗濯機はこちらの壁に寄せてください」「冷蔵庫は奥側に寄せてください」「衣装ケースは押入れの上に重ねてください」「このハンガーラックの服はこのクローゼットの中に入れてください」など。
引越し後
ご近所への挨拶
もし引越し前に可能であれば引越し前でも良いかと思います。
自治会などあればこれから接点があるかもしれませんが、マンションの場合は基本的にあまり接点はないため、このタイミングを逃すともう話すことも無いかも・・・しれませんが、何かあった際に隣近所にどんな方が住んでいるのかを知っておいた方が安心かと思います。
もし小さいお子様がいらっしゃる場合は、夜泣きなどで迷惑を掛けてしまう可能性もあるので、ご挨拶できているとベストです。
旧居の明け渡し・鍵の返却
旧居の明け渡しと、鍵の返却です。
私は今まで全て立ち会いでの明け渡しをしていて、特に借主瑕疵のキズについてコメントされたことはありませんでした。
ただ悪質な業者もいるようですので、キズに関してもし不明な点などあれば聞くようにしましょう。
国土交通省住宅局による”原状回復をめぐるトラブルとガイドライン”では、以下のように定められています。
賃貸人(物件を貸している側)の負担となるもの
通常の住まい方で発生するもの
- 家具の設置による床・カーペットのへこみ、設置跡
- テレビ・冷蔵庫等の後部壁面の黒ずみ(電気ヤケ)
- 壁に貼ったポスター等によるクロスの変色、日照など自然現象によるクロス・畳の変色、フローリングの色落ち
- 賃借人所有のエアコン設置による壁のビス穴・跡
- 下地ボードの張替えが不要である程度の画鋲・ピンの穴
- 設備・機器の故障・使用不能(機器の寿命によるもの)
建物の構造により発生するもの
構造的な欠陥により発生した畳の変色、フローリングの色落ち、網入りガラスの亀裂
次の入居者確保のために行うもの
- 特に破損等していないものの、次の入居者を確保するために行う畳の裏返し・表替え、網戸の交換、浴槽・風呂釜等の取替え、破損・紛失していない場合の鍵の取替え
- フローリングのワックスがけ、台所・トイレの消毒、賃借人が通常の清掃を行っている場合の専門業者による全体のハウスクリーニング、エアコン内部の洗浄
賃借人(物件を借りている側)の負担となるもの
手入れを怠ったもの、用法違反、不注意によるもの、通常の使用とはいえないもの
- 飲みこぼし等の手入れ不足によるカーペットのシミ、冷蔵庫下のサビを放置した床の汚損、引越作業等で生じた引っかきキズ、賃借人の不注意によるフローリングの色落ち
- 日常の清掃を怠ったため付着した台所のスス・油、結露を放置して拡大したカビ・シミ、クーラーからの水漏れを賃借人が放置して発生した壁等の腐食、喫煙によるヤニ等でクロスが変色したり臭いが付着している場合、重量物をかけるためにあけた壁等の釘穴・ビスで下地ボードの張替えが必要なもの、天井に直接付けた照明器具の跡、落書き等故意による毀損
- ペットにより柱等にキズが生じ、または臭いが付着している場合
- 風呂・トイレ等の水垢、カビ等、日常の不適切な手入れもしくは用法違反による設備の毀損、鍵の紛失または破損による取替え、戸建て住宅の庭に生い茂った雑草の除去
”原状回復基礎知識”
引用元:一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会
新居のガス使用開始(開栓)の立ち会い
ガス開栓の立ち会いです。
予約していた時間に作業員の方が来て、チャチャっと作業してくれて、ガスに関する注意事項や元栓の場所、リセットボタンの使い方などを教えてくれます。だいたい15分程度で終わります。
特にこちらで用意するものはありません。
転入届の提出
新住所に住み始めてから14日以内に手続きが必要です。この手続きをしないと住民票が発行されないので、免許証やその他の住所変更の手続きも進められません。
また転入届に関してはマイナンバーカードがあっても、役所に行って手続きが必要です。
マイナンバーカードの住所変更なども同じタイミングで役所で実施できます。
免許証やパスポート、カード・銀行、保険などの各種住所変更
住民票が発行できたら、各種住所変更の手続きを行いましょう。
もし忘れていても、郵便局で転送届を出していれば最悪ハガキなど転送されてきますので、そのタイミングで変更すれば良いかと思います。(多分たくさんあるので、何個かは忘れちゃうと思います)
なかなか普段の生活の際は気にすることが少ないですが、これを機に保険などについても見直しをしても良いかもしれません。(私はしました)
またクレジットカードについても、不要なものは解約する良いタイミングです。例えばキャッシング枠のついたクレジットカードを複数枚持っている場合、マイカーローンや住宅ローンの審査で不利になる場合もあるようです。
お店によって貯まるポイントが違うなど、なかなかクレジットカードをまとめるのは難しいですが、家計管理に関してもクレジットカードが少ない方が管理しやすくなります。
こちらの記事でクレジットカードについてまとめていますので、ご参考までに。
(コンテンツ作成中)
自動車関連の住所変更
自動車を持っている方はこちらの対応も必要です。
平日に警察署に行ったり、面倒な手続きもありますがなるべく早めに終わらせて、安心して車に乗りたいですね。
具体的には車庫証明の取得と車検証の住所変更がメインですが、以下の記事に詳細がありますのでご参照ください。
引用元:norico by Gulliver
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
「引越し」
頻度が多い方でも数年に1度のイベントであり、引越しに慣れている方はあまりいらっしゃらないかと思います。
それなのに手続きは結構煩雑で、忘れると困るものも多いので、みなさん何かしら困っていることが多いと思います。(私は毎回何かで困ってます笑)
少しでもこの記事が、みなさんの引越しイベントのお役に立てていれば幸いです。
みなさんまだまだ作業が残っているかと思いますので、抜け漏れの無いように、頑張ってください。応援しております。
みなさんの引越しが無事に終わることを祈っております。
チャンネコ